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更新日:2022年8月14日
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江戸時代,薩摩藩を治めていた島津氏は,一貫して仏教の中で「一向宗」を禁止しました。一向宗とは,現在でも鹿児島県で最も信者の多い「真宗・浄土真宗」のことです。信者たちは「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えることで自分の信仰心を表していました。信仰が禁止されているにも関わらず,信者たちが隠れて念仏を唱えていたことから「かくれ念仏」と呼ばれています。
ミュージアム知覧には,御本尊・四幅様・仏具類などの「かくれ念仏」資料が収蔵・展示されています。
知覧町霜出校区の立山集落には,竹林の中に目立たないように掘った穴があります。ここで,信者たちは密かに信仰を続けていました。
※「がま」…鹿児島の方言で,山の斜面などに掘った横穴のこと。
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