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更新日:2021年6月25日
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これまでに、市にお問い合わせいただいた主な質問に対する、南薩医師会からの回答をご紹介します。
特に同じ病院で受けなくてはいけないという決まりはないですが、1本のワクチンから5人から6人分の注射をするので、注文本数の関係で、同じ病院での二回目の接種をした方が効率的で、無駄がないと思われます。したがって、同じ病院での接種をおすすめしますが、どうしても他の病院で二回目の接種を希望される場合は、注射人数の関係で、キャンセル待ちなどの予約が必要になってくる可能性があります。
入院中でも体調がいい場合は、コロナワクチンの接種は可能です。入院中の医師や看護師と相談して、入院中の接種を考えてください。基本的に二回目の接種は3週間前後の日程なので、入院中でも退院後でも、その病院で注射を行うのであれば、問題ないものと考えます。
術前や術後に関係なく、コロナワクチンは接種可能です。手術日の予定があるのであれば、前後1週間程度離れた日にちで予約することをお勧めします。
慢性的な病気のある方もワクチンを接種できる場合が多く、むしろ、コロナウイルスに感染した場合、重症化するリスクが他の方よりも高いため、優先接種の対象となっている方も多くいらっしゃいます。一方、ワクチン接種は体調のよいときに受けるのが基本ですので、病状が悪化していたり、全身が衰弱している場合は避けた方がよいと考えられます。かかりつけ医とご相談の上、接種をお考えください。
ステロイドや抗がん剤、免疫を下げる薬(臓器移植や骨髄移植後に使用される免疫抑制剤など)を使用中の方は、免疫力が低下している状態と考えられます。免疫力が低下している方は、かかりつけ医に接種の可否を相談する必要がありますが、新型コロナウイルスに感染した場合には重症化するリスクが他の方よりも高いため、他に接種してはいけない理由がなければ接種が勧められています。「ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている」方は「基礎疾患を有する者」として優先接種の対象となっています。
在宅介護を受けている方もワクチン接種は可能です。在宅での接種が可能かどうかは、主治医と相談してください。介助があれば接種会場や医療機関へ移動できそうな場合は、ケアマネージャー等ともご相談ください。接種する方法が分からない場合は、お住まいの市区町村にご相談ください。寝たきりの方でも、介助の人を介してコロナ感染すると、重症化の危険があります。重症化を予防するという意味では、接種した方がいいと考えます。
接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。新型コロナワクチンについては、国内外の数万人のデータから、発症予防効果などワクチン接種のメリットが、副反応などのデメリットよりも大きいことを確認して、皆さまに接種をお勧めしています。しかしながら、接種は強制ではなく、あくまでご本人の意思に基づき接種を受けていただくものです。接種を望まない方に接種を強制することはありません。また、受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないよう、皆さまにお願いしています。仮にお勤めの会社等で接種を求められても、ご本人が望まない場合には、接種しないことを選択することができます。接種の意思がないことは、主治医や市役所には特に伝える必要はないと考えます。
主な副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。また、まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。なお、コロナウイルスのワクチンは、新しい種類のワクチンのため、これまでに明らかになっていない症状が出る可能性があります。接種後に気になる症状を認めた場合は、接種医あるいはかかりつけ医に相談しましょう。万が一、ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、国による予防接種健康被害救済制度がありますので、お住まいの各自治体にご相談ください。
ワクチンによる発熱は接種後1~2日以内に起こることが多く、必要な場合は解熱鎮痛剤を服用いただくなどして、様子をみていただくことになります。このほか、ワクチン接種後に比較的起きやすい症状としては、頭痛、疲労、筋肉痛、悪寒(さむけ)、関節痛などがあります。ワクチンによる発熱か、新型コロナウイルス感染症かを見分けるには、発熱以外に、咳や咽頭痛、味覚・嗅覚の消失、息切れ等の症状がないかどうかが、手がかりとなります。(ワクチンによる発熱では、通常、これらの症状はみられません。)
ワクチンを受けた後、2日間以上熱が続く場合や、症状が重い場合、ワクチンでは起こりにくい上記の症状がみられる場合には、医療機関等への受診や相談をご検討ください。
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