更新日:2022年4月1日
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南九州市では、76年前に沖縄の海で尊い命を落とされた多くの特攻隊員を追悼し、平和を誓うための水辺を知覧平和公園につくるため、「知覧・平和の水辺づくり事業」プロジェクトを計画した次第です。
本市といたしましては、戦争を体験しない世代がほとんどとなった今日、特攻隊員を追悼し続けるとともに、特攻隊員一人ひとりの心情を語り継いでいくことに、尚一層の努力する決意を新たにしたところでございます。そして、この地を訪れる多くの人々にも、ぜひ一緒に、想い、祈っていただきたいと考えております。
ふるさとチョイス(クラウドファンディング)は令和3年9月29日で受付終了しました。
一般寄附の受付は引き続き令和4年3月まで受付しております。御賛同いただける際はページ下部を御覧下さい。
今回整備する「知覧・平和の水辺」は、現代の私たちの追悼の想いを象徴する施設です。
(1)口座振込
最寄りの銀行より下記の水辺づくり事業専用の口座へ振込をお願い致します。
入金確認後,領収書を発行し郵送いたしますので,御寄附者の方の御連絡先(住所とお名前)を下記窓口まで御一報下さいますようお願いします。
振込手数料は御寄附者様に負担して頂いております。御了承の上,手続きをお願いします。
金融機関名 |
南さつま農業協同組合 |
支店名 |
本所 |
口座番号 |
0020149 |
口座名義人 |
南九州市会計管理者 |
(2)窓口持込
市役所の担当窓口まで寄附金をお持ちください。
場所 |
南九州市役所(知覧庁舎西別館1F) |
担当部署 |
都市計画課公園管理係 |
受付時間 |
午前8時30分から午後5時まで |
定休日 |
土曜日・日曜日・祝日 |
(3)現金書留
最寄りの郵便局から担当窓口まで現金書留にて御送付下さい。
郵送料は御寄附者様に負担して頂いております。御了承の上,手続きをお願いします。
住所 |
〒897-0302 鹿児島県南九州市知覧町郡6204番地 |
担当部署 |
南九州市役所都市計画課公園管理係 |
電話番号 |
0993-83-2511 |
|
tosikei@city.minamikyushu.lg.jp |
「知覧特攻平和会館には現在も多くの入館者が訪れます。南九州市は、旧知覧町の時代から、特攻の史実を知っていただくことで平和の大切さ、命の尊さを感じていただきたいと取り組んで来ました。
しかしながら、戦後76年を経過し、訪れる方々のほとんどが、戦争を実感できない世代となってきました。それに伴って、なぜ、市が特攻隊の史実を伝え続けているのかということの本質が伝わりづらくなってきています。
それは、伝える側に御遺族や、元特攻隊員の方々の存在があり、市はその存在に寄り添うことによって実現していた時代から、寄り添うべき存在が高齢化やあるいは故人となられ、市自体が伝え手の主体となってしまったことにより生じていることです。
市の取り組みを綿々と続け、特攻の史実と、それを残す意味を未来につないでいくためには、多くの方々と思いを共有するモニュメントが必要だと考えました。多くの思いを同じくする方々の存在がなければ、「平和を語り継ぐ」取り組みは遠からず衰退します。
令和の新たな時代を迎え、人々の価値観も大きく変わりつつある今だからこそ、南九州市が全国の皆様とともに、特攻隊員を追悼し平和の尊さを語り継ぐことを誓うこと、そしてその多くの方々の思いを具現化するモニュメントの設置が、未来のために必要なのです。
昭和16年に旧陸軍知覧飛行場開設以来、知覧の住民は飛行学校の学生たちと交流し、昭和20年の沖縄戦においては、特攻隊員の身の回りのお世話をし、帰らぬ出撃を見送りました。
連日のように空襲警報が鳴り響き疲弊する中にあって、ある人は母親のように親身に世話を焼き、ある人は兄のように慕い、一緒に歌を歌いました。
戦後、生き残った人々は、「あの方たちを忘れてはいけない」と、慰霊の取り組みを始めました。「あの方たちが生きていた証を、この地に残していこう」と決めたのです。
それは、ともに戦った元特攻隊員をはじめとする関係者と、手を振り見送らなければならなかった地元住民による戦死した特攻隊員に対する誓いであったと思います。
そして大切な息子や兄弟を亡くした御遺族と、全国の多くの方々がこの誓いに賛同してくださいました。昭和30年から、知覧から出撃した439名を含む、沖縄戦で戦死された陸軍1036名の特攻隊員の慰霊祭が綿々と続けられ、毎年、全国各地から御遺族をはじめ、多くの方々が参列を続けてきました。
そして時代は巡りました。65回を数える慰霊祭の立ち上げに尽力された方々も高齢となり、また多くが故人となりました。
しかしながら、特攻隊員の御遺族から、史実を未来に繋ぐことを託された市は、歩みを止めるわけにはいきません。市は、全国の共感いただける方々とともにこれからも取り組みを続けていきます。
その象徴として、全国の皆様とつくった「平和の水辺」が常に清水を湛え続けることによって、追悼と平和を語り継ぐことが、市だけではなく多くの方々の共通する願いとして、未来に繋がっていくことでしょう。
南九州市の特攻の史実を継承する取り組みは、特攻隊員を見送った地域住民の存在と、終戦後培われた、住民の理解によって成り立ってきたと言っても過言ではありません。
令和3年度
[4月]噴水整備設計開始
[11月]噴水及び外構工事開始
[3月]噴水完成予定
令和4年度
[4月以降]銘板設置予定
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