第26回かわなべ青の俳句大会
11月30日、第26回南九州市かわなべ青の俳句大会の表彰式 がmarukawaホール(川辺文化会館)で行われました。本大会は、南九州市川辺町出身の偉大な俳人「福永耕二」の業績を称え、岩屋公園内への句碑建立を記念し、平成11年に児童生徒を対象に俳句を募集したことが始まりです。今年度で第26回を迎え、応募人数および句数が初回の7511人、1万8266句から6万6151人、12万1463句となり、県外からも多数の応募がある全国的に知られる大会となっています。今年度は、最高賞の福永耕二賞に屋久島町の小瀬田小3年田村碧大さんの作品が選ばれ、学校賞 20 校、県知事賞3点、青の大賞15点、特選・入選計1117点が決まりました。
福永耕二賞
しもばしら くつがざくざく 食べている
屋久島町立小瀬田小学校3年 田村碧大さん
南九州市長賞
茶工場の においまといて 父帰る
南九州市立松山小学校4年 菊永ゆきさん

茶工場から帰って来る父は、独特のにおいがします。苦くて汗と混ざった
不思議なにおいです。でも、そのにおいをかぐと、父がその日一日仕事をが
んばったんだなあということが分かります。今回の受賞句は、大好きな父へ
の感謝の気持ちをこめて作りました。思いがけず大きな賞をいただき、家族
みんなで大喜びしました。ありがとうございました。
南日本新聞社賞
サングラス かけて無口に なったぼく
南九州市立大丸小学校5年 東園理世さん

大丸小学校は俳句の時間があるので、ぼくは一年生の頃から俳句を作っています。時には気分がのらないこともあるけど、しっくりくる言葉が浮かぶと気持ちがいいです。作った俳句を「面白いね」「目のつけどころがいいね」と先生や友達にほめられると、満足した気持ちになります。受賞した俳句は、先生に借りたサングラスをかけて、少し大人の気分になった時のことを詠みました。すごい賞をもらえてとても驚いたけど、嬉しかったです。
学校賞 小学校の部
南九州市立松山小学校
全国的な俳句大会である本大会において、学校として栄誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。子どもたちの日々の努力が実り、作品が評価されたことをうれしく思います。入賞句からは、家族とのふれあいや地域への思いが伝わってきます。今回の賞を励みに、今後も多くの子どもたちが俳句の世界に触れ、日本語の美しさを深く理解できるように努めていきたいと思います。ありがとうございました。

南九州市立大丸小学校
2年ぶりに学校賞を受賞することができ、大変嬉しいです。本校は俳句の学校として長い間取り組んできましたので、保護者も子どもの頃に作句してきたとのこと。年に4回、子どもたちの四季の俳句を学校前や各自治会に掲示する活動も長年行ってきました。校区の皆さんも、子どもたちの俳句をいつも楽しみにしてくださっています。今後も、大丸っ子の季節を細やかに感じることのできる感性や、豊かな語彙力を育成していきたいと思います。

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更新日:2025年01月20日
公開日:2025年01月20日