更新日:2020年8月5日
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海や河川を汚す原因の一つは、一般家庭からの『生活雑排水』といわれています。南九州市では、し尿の他に台所・洗濯・風呂などの生活雑排水を合わせて処理する『合併処理浄化槽』の設置を推進しております。
台所や風呂などの生活雑排水を、し尿(トイレ)と併せて処理するものです。
浄化槽は、水中の微生物の働きを利用して汚水を浄化するものです。つまり、微生物が汚水中の汚れを食べ、きれいな水にしてくれるのです。
微生物には、大きく分けて、酸素を好まない微生物(嫌気性微生物)と酸素がなければ弱ってしまう微生物(好気性微生物)とがあります。浄化槽の機能を維持していくためには、これらの微生物が力いっぱい働けるような条件を整えていくことが大切です。
合併処理浄化槽の性能は、汚れの指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)の除去率が90%以上、放流水のBODは20mg/ℓ以下となっています。これは公共下水道と同レベルの性能です。
生活排水の中の汚濁物質量(BOD量)は、1人1日当り40gといわれています。合併処理浄化槽で処理すれば、この汚れがわずか4g以下に減ります。
台所や洗濯、風呂などの生活雑排水を処理することができない単独処理浄化槽や汲取りトイレの家庭と比較するとその効果の差は非常に大きくなっています。
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