世界のお茶
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お茶のルーツは中国雲南省
お茶のルーツは,中国南部・雲南省のあたりと考えられています。
最古の記録は,およそ5,000年前の中国の神話で,お茶は,神農帝が食べた解毒剤として登場します。
古代中国で生まれたお茶は,1,400年ほど前に東アジアへ,400年ほど前にヨーロッパへ伝わりました。
広がりながら,その土地の文化に組み込まれ,様々な道具や飲み方が編み出されました。
日本には,1,200年ほど前に伝来し,やがて茶道が誕生しました。
中国雲南省南部のシーサンパンナが原産地
初めは薬用として用いられていたお茶ですが,その後,お茶を食べる習慣が広まり,飲み物としてのお茶が文化として広まるのは,中国の唐の時代です。
その頃(760年頃)に,世界最古のお茶の専門書『茶経』が書かれました。
茶は,原産地の中国雲南省から世界へ広がっていきました。
全ての茶はチャノキから
緑茶,紅茶,ウーロン茶は製法は異なりますが,原料は同じチャノキです。
発酵させないでつくる緑茶,半発酵させたウーロン茶,完全発酵させたものが紅茶です。
中国や日本では,緑茶やウーロン茶をそのまま飲むことが多いですが,香料や砂糖,ミルク,バターなどを入れて飲む国もあり,世界に広がったお茶は,その土地の文化に組み込まれ,様々な飲み方をされています。
更新日:2025年02月12日
公開日:2025年02月12日