豚熱感染拡大防止にご協力ください【死亡した野生イノシシを発見したら連絡を】

更新日:2025年09月25日

公開日:2025年09月25日

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令和7年9月2日、宮崎県都城市で野生イノシシの豚熱感染が確認されました。確認地点は、鹿児島県との県境から約3キロメートルの距離にあります。

養豚場等への野生イノシシを介した豚熱感染が拡大するリスクを避けるため、現在、霧島市と曽於市では豚熱経口ワクチンの緊急散布が実施されています。

県内の養豚農場では豚熱ワクチンを接種していますが、それだけでは感染を防止することが困難です。県や市では引き続き高い防疫意識を持ち、野生イノシシの捕獲と検査の強化を進めています。また、養豚場では飼養衛生管理基準の徹底が求められており、地域全体で野生イノシシによる豚熱ウイルスの侵入防止策を万全にすることが重要です。

豚熱とは

  • 豚熱(CSF)ウイルスにより起こる豚・イノシシの熱性伝染病で、強い伝染力と高い致死率が特徴です。
  • 感染豚は唾液、涙、糞尿中にウイルスを排泄し、感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。
  • 豚熱は感染力が高いため、養豚農場で感染が確認された場合、治療法がないことから、他の養豚農場への拡散を防ぐため、発生農場の豚を処分することが家畜伝染病予防法で規定されています。
  • 世界各国に分布しているが、北米、オーストラリア、スウェーデン等では清浄化を達成しています。
  • なお、ASF(アフリカ豚熱)とは、全く別の病気です。

消費者の皆さまへ

  • 豚熱は、 豚やイノシシの病気であって、人に感染することはありません。
  • 仮に豚熱にかかった豚の肉や内臓を食べても、人体に影響はありません。
  • 感染豚の肉が、市場に出回ることはありません。

死亡した野生イノシシを見つけた場合の対応

鹿児島県内での豚熱の発生は確認されていませんが、もし、市内で死亡した野生イノシシ(次の1~3を除く)を発見した際には、市役所農業振興課へ連絡をお願いします。これにより、豚熱の感染拡大を防ぎ、地域全体での防疫措置が講じられます。

  1. 狩猟や有害鳥獣の捕獲などで死亡したイノシシ
  2. 交通事故など死亡原因が明らかであるイノシシ
  3. 死亡したイノシシが腐敗しているなど、適切な検査材料が採取できないもの

窓口

南九州市農業振興課生産流通係

〒891-0702

南九州市頴娃町牧之内2830番地

電話:0993-36-1111

豚熱拡大防止へのご協力のお願い

アウトドアレジャーや山林内での作業、狩猟を楽しむ皆さまにつきましても、以下の関連リンクにある注意事項を遵守していただきますよう、ご理解とご協力をお願いいたします。