知覧茶が美味しい理由

更新日:2025年03月03日

公開日:2025年01月31日

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知覧茶

知覧茶とは,九州の最南端・鹿児島県の中でも南部に位置する南九州市で栽培されるお茶です。

地域としては,知覧・頴娃(えい)・川辺という各エリアの土地の個性が豊かに表現された高品質なお茶です。

全国茶品評会でも5年連続『産地賞』に選ばれたり,農林水産大臣賞を受賞したりなど,まさに日本一の知覧茶。

その美味しい理由を紐解きます。

知覧茶がおいしい3つの理由

理由1:鹿児島県の温暖な気候と肥沃な土壌

開聞岳と茶畑

さつま富士とも呼ばれる『開門岳』と茶畑が美しい景観の南九州市。

温暖な気候は,霜などの寒さに弱いお茶にとっては,まさに楽園。

海と山に囲まれた丘陵が広がっており,寒暖差により霧が多いのも特徴です。
霧は紫外線から茶葉を守り,茶葉に含まれるうま味成分が増すと言われています。

理由2:栽培方法

黒い布がかかった茶畑の写真
茶葉に黒い布がかかった写真

新芽の状態を見て,光を遮って1週間程度布を被せる被覆作業が行われます。
この作業で茶葉の光合成を阻害して,茶葉の緑が鮮やかになり,まろやかな旨味と甘味があるお茶になります。

被覆の時期を読む目と,ひと畝ごとに手作業で布を被せて手間暇かけることで味わい深い知覧茶が出来ます。

理由3:茶農家さんの想い

茶葉を触る手の写真

鹿児島県では,静岡県など他のお茶どころと比べて,比較的新しくお茶栽培がさかんになりました。
そこから,全国市町村の中で1番の生産量・そして品質になるまでには,お茶農家さんの『最高に美味しいお茶をみなさんにお届けしたい』という想いが。

お茶がなって,摘んで,茶葉になるまで。
温度や湿度の状態を見極めながら,お茶と向き合い,丁寧に。

お茶を淹れたあの瞬間の香り,味わったときのほっとするひと時,家族とくつろぐ時。
いろいろなシーンを想像しながら,美味しいお茶になるように心を込めてお茶を作っています。

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