南九州市「地域学校協働活動」の推進
地域学校協働活動とは

地域学校協働活動の組織図の説明
南九州市地域学校協働活動推進本部協議会の中で川辺地域,知覧地域,頴娃地域に分けられています。各地域には統括コーディネーターが1名づつ配置され,小学校,中学校,高校には地域コーディネーターが一人以上配置されています。学校と地域コーディネータが協力しながら学校支援活動や体験活動,地域活動など様々な取り組みを進めています。統括コーディネーターはその活動のサポートや相談をうけます。
地域学校協働活動は,平成29年3月の社会教育法の一部改正により,法律に位置づけられ,南九州市教育委員会で令和3年度より一部地域をモデル地域として取り組んでいる活動です。
地域の高齢者,成人,学生,保護者,PTA,NPO法人,民間企業,団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て,地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに,「学校を核とした地域づくり」を目指して,学校と地域が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動。
(文部科学省「地域学校協働活動ハンドブック」より引用)
地域学校協働活動についてQ&A(質問)で説明します。
地域学校協働活動をする目的はなにですか
- 地域の人たちが,学校を中心にして交流する機会を持つことで,住民同士の絆を深め,地域の活性化を図ること。
- 活動を通して,子供たちに,地域や地域の人を知り,自分の住む地域の良さに気づいてもらうこと。
- 地域と学校が連携・協働することで,子供たちの学びや成長を支えていくことへつなげること。また,地域や学校をより良くしていくこと。
地域学校協働活動ってどんな活動ですか
「学校を中心にした地域づくり」のために行う活動です。地域と学校がお互いにパートナーとなって,連携しながら行う様々な活動のことです。
具体的な活動例
- 放課後子ども教室・学校の授業支援
- 郷土学習・伝統芸能体験
- 史跡・歴史資料学習
- 学校と地域の行事・学校と地域の環境整備・登下校の見守り等
地域学校協働活動はどのように計画するのですか
計画,進め方
- 学校長並びに地区公民館長などで地域コーディネーターを選出する。
- 学校と地域で話合い,今ある行事(学校,地域行事)の中から年間で主な活動を6つ選び,年間計画を策定する。
- 学校は,年間の活動を教育課程に位置付ける。また,地域も年間行事に位置付け地域住民に周知する。
- 地域コーディネーターを中心に年間計画を実施する。
注意事項
- 新しく行事を創る必要はありません。現在行っている活動を基に計画をお願いします。
- 学校と地域,特定の人に負担がかかることがないように計画をお願いします。
- 地域コーディネータは,活動毎に記録簿を作成し,学校,地区公民館,教育委員会に提出をお願いします。
地域学校協働活動のメリットってなにですか
学校と地域が連携・協働することで,人口減少によって懸念される課題に地域と学校で対応できるようになります。
具体例
- 地域に残したい地域行事や伝統芸能,史跡,歴史資料などを学校と連携することで確実に受け継いでいける体制を整えることができる。
- 多くの人たちが参画することで,「学校と地域」「住民同士」「児童・生徒と地域住民」など様々な接点が生まれ,コミュニティの希薄化を防ぐことができる。
- 郷土の良さを知るきっかけが増え,郷土に誇りを持つ子供たちが増える。
「学校応援団」と「地域学校協働活動」の違いはなにですか

地域と学校の関係性を,学校の「支援」から学校との「連携協働」へ変更した点が一番大きな違いです。地域学校協働活動は,学校応援団で行っていた地域が学校や子供たちを応援・支援するという一方向の関係から,地域と学校がパートナーシップに基づき双方向の関係になることを目的としています。また,今まで取り組んでいた「学校応援団」の活動を基本に,さらに地域と学校が繋がっていくよう,子供の成長を軸にして自立した地域社会の基盤の構築・活性化を図り,「学校を核とした地域づくり」を目指します。
この記事に関するお問い合わせ先
【社会教育課 社会教育係】
電話番号:0993-56-1111
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更新日:2023年12月01日
公開日:2023年12月01日