令和7年1月号

更新日:2025年01月21日

公開日:2025年01月21日

ページID: 8618

こんにちは市長の塗木です。

「赤い夕日が校舎をそめて~ニレの木陰に弾む声」

私が勤務する知覧庁舎西側の木陰を作る大木のニレもすっかり葉を落としました。

通勤途中,市内の事業所などでは,従業員の皆さんが朝から周辺の清掃をしている姿をよく見かけますが,市の職員も毎日,ニレの木や銀杏などの落葉を竹箒を使って清掃を行います。

しかしながら,掃く場所がアスファルトやコンクリートですので,掃除をすればするほど,竹箒の小枝の部分は,どんどんと短くなっていき,次第に,箒の機能を失ってきます。

そのようなことから,新しい箒を購入しようとしても,売られている物には,昔ながらの箒部分が回転しないような横棒が施されているものが少ないとのこと。

かつて竹箒は,孟宗竹の小枝と柄となる真竹を材料として自分でも作れるものであったかと思いますが,現代の日常生活ではプラスチック製の製品も登場するなどして需要の減少に合わせて供給も少なくなり,しっかりとした箒をつくれる職人も少なくなってきているんでしょうね。

もうすぐ二月になり,川辺二日市が今年も開催されます。
川辺二日市は,冬の間に作った竹細工を販売する露天市であったとの記録も残されています。
近頃は,そのような伝統工芸品を扱う露店も少なくなっていますが,地域に残る伝統工芸技術を垣間見ることができるいい機会かもしれません。

皆さんも川辺二日市に足を運んでいただきまして,通りに並ぶ数々の露店巡りをしながら,春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

掃除をしている様子

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