番所鼻自然公園

更新日:2024年09月02日

公開日:2023年12月01日

ページID: 5541

東シナ海に浮かぶ日本百名山「薩摩富士」と岩礁の曲線美

岩で囲まれ海水が池のようになっている海の池の写真

開聞岳と岩礁

番所鼻自然公園(南九州市頴娃町)

江戸時代に薩摩藩の海上警備施設があったことに由来する地名です。
薩南海岸県立自然公園区域に指定されており、園内には、遊歩道や展望デッキ、カフェが整備され、存分に景色を楽しむことができます。

東方向には薩摩富士と呼ばれる開聞岳が聳え、東シナ海の向こうには黒島、竹島、硫黄島のほか、空気の澄んだ日には屋久島まで見えることがあります。

見どころスポット

竜の落とし子~吉鐘(祥)~

目前の海には、「竜の落とし子」が棲んでいます。
昇竜を連想させるその姿から、しばし「幸運の守り神」とされますが、メスから授かった卵をオスのおなかの袋で大切に育てて出産するその珍しい生態や夫婦仲がよいこともあり、古より「竜の落とし子」には安産や子宝など、五つの吉祥ありと伝えられてきました。
この地を訪れる皆様の幸福を願い建てられたこの鐘は、鳴らす回数によって、恋愛成就・夫婦円満・安産などの祈願ができます。

海と山を背景に,ハートの岩にタツノオトシゴの夫婦の絵があり紐がついた鐘のある竜の落とし子吉鐘の写真

竜の落とし子~吉鐘~

海の池

数十万年前の火山活動とその後の浸食で形成された天然の岩礁で、自然にできた「海の池」。
その中には「竜宮城への入り口」があったという伝説が残っています。
干潮時には歩いてぐるっと回れる「海の上のさんぽ道」となりますが、公園区域ではなく海域となるため、十分にご注意ください。
満潮や高波の時は歩くことができません。

番所公園の海の池の写真

海の池

「伊能忠敬先生絶賛の地」石碑

日本地図作成のため全国を実測した伊能忠敬が「天下の絶景」と絶賛した景勝地。
伊能忠敬がここ番所鼻を測量で訪れたのは、1810年66歳の頃でした。
この地に立つ石碑は、これを記念して1956年に建立されたもので、当時の首相・鳩山一郎氏の書による「伊能忠敬先生絶賛の地」と文字が刻まれています。

伊能忠敬先生絶賛の地の石碑の写真

「伊能忠敬先生絶賛の地」石碑

カップルベンチ

屋根の影が綺麗なハート形になります。
またベンチに座ると自然と寄り添う仕掛けに、タイタニックを思わせるデッキもあります。

ハートの影ができる屋根のあるカップルベンチの写真

カップルベンチ

その他

旅の記念となるスタンプは、同公園内「いせえび荘(0993-38-0160)」にあります。

施設情報

番所鼻自然公園(ばんどころばなしぜんこうえん)

住所

南九州市頴娃町別府5202番地

アクセス

JR水成川駅から徒歩10分
釜蓋大明神から車で5分
指宿スカイライン「頴娃インターチェンジ」から車で20分
指宿市街地から国道226号線を車で40分

駐車場

60台

(注意)バス専用も有

トイレ

(注意)駐車場内

その他

散策自由

地図

この記事に関するお問い合わせ先

【商工観光課 観光交流係】
電話番号:0993-83-2511
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