住宅用火災警報器

更新日:2023年12月01日

公開日:2023年09月21日

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設置義務

なぜ設置しなければならないの?

「住宅火災(一般住宅,共同住宅及び併用住宅)」による死者数は,建物火災による死者数全体の約9割を占めています。そのうち実に約6割近くが65歳以上の高齢者です。今後,高齢化により,住宅火災による死者数が増加するおそれがあります。

また,「住宅火災」で亡くなった方のうち6~7割は「逃げ遅れ」が原因で命を落としており,早く火災の発生を知っていれば,助かった方も多かったのではないかと推測されます。

このような背景を踏まえ,住宅火災による死者発生の防止を目的として平成16年に消防法の一部が改正され,住宅用火災警報器を設置が義務付けられました。

  • 【新築住宅】
    平成18年6月1日以降の新築住宅は完成の時点より設置
  • 【既設住宅】
    平成23年5月31日までに設置

罰則はないのですか?

自己責任分野ですので,罰則はありません。しかし,火災から自分自身の身を守るためにも住宅用火災警報器を早期に設置するようにしましょう。

設置箇所

どのような所に設置するのですか?

住宅火災警報器は原則として,次の箇所には必ず設置しなければなりません。

  1. 寝室
  2. 寝室がある階(寝室が避難階にある場合は除く。)の階段

睡眠時間帯に逃げ送れて死者が発生する場合が多く,着火物として布団類が第1位であること等から,就寝の用に供する居室(寝室として設計された部屋だけでなく,現に就寝に使用している部屋)と同居室が2階以上にある場合には,その避難経路に当たる階段がよいとされています。

台所は推奨です。台所での火災の発生件数は多いので,設置するとより安心です。

住宅用火災警報器の種類

どういうものがあるのですか?

  • 【煙式(光電式)】
    主に,寝室・階段などに設置します。
    煙が住宅火災警報器に入ると音や音声でお知らせします。
  • 【熱式(定温式)】
    主に,車庫・台所などに設置します。
    住宅用火災警報器の周囲温度が一定の温度に達すると音や音声でお知らせします。

電池を使うタイプと家庭用電源を使うタイプがあります。

感度やブザーの音量などが省令などの基準に合格した「NSマーク(日本消防検定協会の鑑定合格証)」付きの住宅用火災警報器を購入の目安にしてください。

悪質訪問販売の被害にあわないための注意点

  • 消防職員や消防団員が訪問販売をすることは絶対にありません。
  • ホームセンターや電気店で購入でき,簡単に取り付けることができる。
  • 1台あたりの価格は機能によって違うが3,000円~10,000円程度である。
  • NSマーク(日本消防検定協会の鑑定合格証)付きのものを選んでください。
  • 訪問販売では,即決,即払いの求めには応じず,きちんとした契約書をもらいましょう。
  • クーリング・オフ制度(一定期間内であれば契約の解除が可能)の対象になります。

住宅用火災警報器に関する問い合わせは,最寄の消防署・分遣所にご連絡ください。

お問い合わせ先

  • 指宿南九州消防組合南九州消防署:電話番号0993-83-2222
  • 指宿南九州消防組合頴娃分遣所:電話番号0993-36-0119
  • 指宿南九州消防組合川辺分遣所:電話番号0993-56-2001

この記事に関するお問い合わせ先

【防災安全課 防災安全係】
電話番号:0993-83-2511
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