知覧武家屋敷の門松
知覧武家屋敷の門松について
知覧武家屋敷の門松(正月門飾り)は,正月の節目により下記表のとおり変化します。
また,南九州の門松の特徴は,シラスと呼ばれる白い火山灰土を盛った上に飾られています。
使用したシラスは庭にまかれます。
名称 | 日程 | 材料 |
---|---|---|
大正月門飾り | 令和7年1月6日(月曜日) 夕方まで |
注連縄,松,竹,梅,ユズリハ,割れ木 |
七日正月門飾り | 令和7年1月13日(月曜日) 夕方まで |
松,タラ,モロ(イヌガヤ) |
小正月門飾り | 令和7年1月20日(月曜日) 夕方まで |
松,エノキ,ネコヤナギ,餅(メノモチ) |
注釈
- 大正月門飾りで使用される松の芯1本は,小正月門飾りまで飾られる
- 日程は目安になります。
各門飾りの写真と解説
大正月門飾り

大正月門飾り写真
薪が3本置かれているのは,「三度三度ご飯が食べられますように」という説と「今年もここに根付いていられますように」という説,「薪の鋭い割れ方が邪気を払う」という説があります。
七日正月門飾り

七日正月門飾り写真
七日正月門飾りには,魔払いの意味があります。
門飾りに使われる「タラノキ」の棘や,燃やすと音のする「モロ(イヌガヤ)」は魔よけの象徴で邪気を払うとされています。
他にも,「タラん時はモロえ(足りない時はもらいなさい)」という助け合いの意味をもつという説もあります。
小正月門飾り

小正月門飾り写真
小門月門飾りは,五穀豊穣を願ったものです。
エノキの枝にさした餅をかざっています。
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更新日:2024年01月17日
公開日:2024年01月17日