知覧武家屋敷の門松

更新日:2024年01月17日

公開日:2024年01月17日

ページID: 6259

知覧武家屋敷の門松について

知覧武家屋敷の門松(正月門飾り)は,正月の節目により下記表のとおり変化します。
また,南九州の門松の特徴は,シラスと呼ばれる白い火山灰土を盛った上に飾られています。
使用したシラスは庭にまかれます。

詳細
名称 日程 材料
大正月門飾り 令和7年1月6日(月曜日)
夕方まで
注連縄,松,竹,梅,ユズリハ,割れ木
七日正月門飾り 令和7年1月13日(月曜日)
夕方まで
松,タラ,モロ(イヌガヤ)
小正月門飾り 令和7年1月20日(月曜日)
夕方まで
松,エノキ,ネコヤナギ,餅(メノモチ)

注釈

  1. 大正月門飾りで使用される松の芯1本は,小正月門飾りまで飾られる
  2. 日程は目安になります。

各門飾りの写真と解説

大正月門飾り

大正月門飾り写真

大正月門飾り写真

薪が3本置かれているのは,「三度三度ご飯が食べられますように」という説と「今年もここに根付いていられますように」という説,「薪の鋭い割れ方が邪気を払う」という説があります。

七日正月門飾り

七日正月門飾り写真

七日正月門飾り写真

七日正月門飾りには,魔払いの意味があります。

門飾りに使われる「タラノキ」の棘や,燃やすと音のする「モロ(イヌガヤ)」は魔よけの象徴で邪気を払うとされています。
他にも,「タラん時はモロえ(足りない時はもらいなさい)」という助け合いの意味をもつという説もあります。

小正月門飾り

小正月門飾り写真

小正月門飾り写真

小門月門飾りは,五穀豊穣を願ったものです。
エノキの枝にさした餅をかざっています。

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