旧高城家住宅
差し茅工事を実施(令和6年度)
鹿児島大学の体験写真
工事について
10年ぶりに茅葺屋根の全面的な補修(傷んでいた茅を削り,新しい茅を差し込む作業)を実施しました。
工事期間中には,鹿児島大学の学生や薩南工業高等学校の生徒らを対象に差し茅を体験してもらいました。
体験した方々からは,「初めての体験でよい経験になった」や「足場に上がるのが初めてで少し怖かったが楽しかった」などの感想をいただきました。
南九州市では,県内でも少ない茅葺屋根の保存に努めてまいります。
差し茅工事とは
傷んだ茅を取り出し,新しい茅を差し込んでいく作業になります。
茅葺の屋根は,10年程度を目安に差し茅や葺き替えを行うことで,補修を実施しています。
旧高城家住宅
旧高城家住宅写真
旧高城家住宅の概要
旧高城家住宅は,東西主要街道に面し,昭和62年に復元した腕木門が建っています。
知覧武家屋敷群内に2つしかない茅葺屋根を持つ物件となっており,特徴として玄関が12畳と広いことが挙げられます。
建設年代は明らかになっておりませんが,トコがやや浅いこと,天井が低いことなどから,明治中期にすでに建てられていたと推察されています。
この記事に関するお問い合わせ先
【文化財課 文化財係】
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更新日:2025年02月26日
公開日:2025年02月26日