【県指定史跡】清水磨崖仏群

更新日:2023年12月01日

公開日:2023年09月26日

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垂直に切り立った岩の岸壁に五輪塔や仏像などが彫刻されている清水磨崖仏群の写真

万之瀬川上流,清水川右岸の高さ約20メートル,長さ約400メートルの屏風のように切り立った溶結凝灰岩(入戸火砕流)の岸壁に,五輪塔や宝篋印塔,梵字,仏像など200基が彫刻されています。彫刻されたのは,大きく分けて下の5つの時期です。

  • 平安時代後期(大五輪塔および方眼内墨書梵字)
  • 鎌倉時代中期(月輪大梵字,「バン」字板形塔婆)
  • 鎌倉時代後期(三大宝篋印塔,線刻宝篋印塔群,線刻五輪塔群,線刻板碑群)
  • 室町時代の頃(陽刻五輪塔群)
  • 明治時代(陽刻宝篋印塔,陽刻阿弥陀如来増,陽刻十一観音像)

これらの中でも,平安時代後期推定の「大五輪搭」は,高さが約12メートルもあり,日本一大きなものです。また,鎌倉時代中期の「月輪大梵字」は,大きさだけでなく,字の美しさでも日本を代表するといわれています。

清水磨崖仏群と書かれた標柱の奥の岩壁に大きな五輪塔が刻まれている写真
横一列に並んだ3つの円形の中に梵字が刻まれている様子をアップで撮影した写真
横長で長方形の窪みに、中央に文字が刻まれた浮き彫りの4つの五輪塔が並んでいる写真

地図

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