飯倉神社宝物「馬上杯」(ミュージアム収蔵品)

更新日:2023年12月01日

公開日:2023年09月25日

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赤い台座の上に透明なテグスで支えられ、透かし彫りで花びらやビーズ紐繋ぎで装飾され、青白磁で作られた二盞の馬上杯が写っており、手前の馬上杯にフォーカスを当てて撮った写真

この馬上杯は、飯倉神社に伝わっていた宝物の一つです。元の時代に中国の景徳鎮窯で焼かれた青白磁で、透かし彫りで花や動物が表現されています。当時のヨーロッパで好まれた、窓の枠を小さな点で縁取った「ビーズ紐繋ぎ」という装飾が施されています。現時点で日本国内に類例はなく、中国の揚州市立博物館に類似品があるだけの貴重なものです。

  • 左側 高さ 約10.5センチメートル 口径 約9.2センチメートル 底径 約4.6センチメートル
    窓の奥にシカのような動物の彫刻 脚部に縦線あり
  • 右側 高さ 約10.2センチメートル 口径 約9.1センチメートル 底径 約4.7センチメートル 植物文
    窓の手前に花の透かし彫り 口縁部が一部欠損

(注意)表面に付着した茶色 の汚れの原因や成分は分かっていません。

黒い背景に、透かし彫りで動物やビーズ紐繋ぎで装飾された、青白磁で作られた一盞の馬上杯の写真
赤い台座の上に四か所を透明なテグスで固定された、透かし彫りで動物やビーズ紐繋ぎで装飾され、青白磁で作られた二盞の馬上杯が写っており、手前の馬上杯にフォーカスを当てて撮った写真

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