飯倉神社

更新日:2023年12月01日

公開日:2023年09月26日

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参道へと続く階段から鳥居や大クスや手水舎、黒く大きな鳥居の奥には朱色の社殿が見える、飯倉神社の写真

南九州市川辺町宮の飯倉神社は、奈良時代の和銅年間に飯倉山に創建され、鎌倉時代に現在地に遷座したと伝えられています。境内には鹿児島県指定天然記念物の「川辺の大クス」があり、毎年7月第1日曜日の御田植祭りでは御神田での祭礼や早乙女らによる田植え、「田の神舞」や「宮棒踊り」が奉納されます。

近年の調査で、飯倉神社に江戸時代に編纂された「川辺名勝誌」に記述のある貴重な資料が数多く残されていることがわかり、現在はミュージアム知覧に寄託され、展示・保管されています。寄託された宝物の中には、馬上杯をはじめ中国で作られたと考えられる陶磁器や、歴代島津家当主とゆかりのある品々がありました。

飯倉神社宝物

黒い背景に、左右対称に配置された青磁器で作られた馬上杯、中央手前は丸い器の高麗系青磁で作られた片口、中央奥には青磁で作られた青い福寿の花瓶が並べられた写真

(写真上:青磁「福寿の花瓶(水差し)」、写真左右:青白磁「馬上杯」、写真下:高麗系青磁「片口」)

神舞面

黒い台座に、横一列に4つ並べられた大きな目・鼻・口をした赤色の神舞面の写真

垂落の鎌(伝島津忠良奉納)

赤い布が敷かれた台の上に置かれた、島津忠良が奉納したと伝えられる大きな垂落の鎌の写真

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