岩屋観音堂
昭和10年代の岩屋観音堂
現在,岩屋観音堂となっているお堂は,江戸時代には岩屋薬師堂と呼ばれ,薬師如来や十二神将像などが納められていました。
宝光院が管理し,毎年6月に開催される例祭には,近隣から多くの人々が訪れ,川原で行われる相撲大会では取り締まりの役人がでるほど盛り上がっていたようです。
廃仏毀釈で廃寺となり,その後吉田知山(一圓・順道)が製作した十一面観音像が納められ,岩屋観音堂となりましたが,戦後に台風で倒壊して立て直されました。
また,摩崖仏の周辺にはたくさんの山桜が植えられています。
かつて,清水の人たちは15歳になると山に入って山桜の苗をとり,このあたりに植えるという風習があり,植えられてた山桜が生長したものです。
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更新日:2025年05月26日
公開日:2025年05月26日