インフルエンザの流行発生状況について

更新日:2025年02月06日

公開日:2024年12月26日

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県内では,インフルエンザの定点あたり報告数が,流行発生警報の終息基準値(10.00)を下回りました。

日本では,例年3月までがインフルエンザの流行シーズンとされていますので,引き続き,手洗い,咳エチケット等の基本的な感染防止対策を心がけてください。

気を付けるポイントや予防方法については,以下の「鹿児島県ホームページ(インフルエンザの流行発生警報を発令しました)」をご参照ください。

インフルエンザ

インフルエンザにかからないためには

  1. 流行前のワクチン接種
    インフルエンザワクチンは,感染後に発症する可能性を低減させる効果と,発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。
  2. 外出後の手洗い等
    流水・石鹸による手洗いは,手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり,インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症対策の基本です。
    インフルエンザウイルスはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。
  3. 適度な湿度の保持
    空気が乾燥すると,気道粘膜の防御機能が低下し,インフルエンザにかかりやすくなります。
    特に乾燥しやすい室内では,加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。
  4. 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
    体の抵抗力を高めるために,十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。
  5. 人混みや繁華街への外出を控える
    インフルエンザが流行してきたら,特に御高齢の方や基礎疾患のある方,妊婦,体調の悪い方,睡眠不足の方は,人混みや繁華街への外出を控えましょう。
    やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には,ある程度の飛沫等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
  6. 室内ではこまめに換気をする
    季節を問わず,また,新型コロナウイルス対策としても,十分な換気が重要です。
    一般家庭でも,建物に組み込まれている常時換気設備や台所・洗面所の換気扇により,室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。
    常時換気設備や換気扇を常時運転し,最小限の換気量を確保しましょう。

窓開けによる換気のコツ

  • 対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的
  • 窓が1つしかない場合は,部屋のドアを開けて,扇風機などを窓の外に向けて設置

インフルエンザにかかったら

  1. 人混みや繁華街への外出を控え,無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう。
  2. 咳やくしゃみ等の症状のある時は,家族や周りの方へうつさないように,飛沫感染対策としての咳エチケット対策を徹底しましょう。

インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
たとえ感染者であっても,全く症状のない(不顕性感染)例や,感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気がつかない軽症の例も少なくありません。
したがって,周囲の人にうつさないよう,インフルエンザの飛沫感染対策としては,以下のことを心がけてください。

  • 普段から皆が咳エチケットを心がけ,咳やくしゃみを他の人にむけて発しないこと
    咳やくしゃみが出るときはできるだけ不織布製マスクをすること
    とっさの咳やくしゃみの際にマスクがない場合は,ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い,顔を他の人に向けないこと
  • 鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て,手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと
  1. 安静にして休養をとりましょう
    特に,睡眠を十分にとることが大切です。
  2. 水分を十分に補給しましょう
    お茶でもスープでも飲みたいもので結構です。
  3. 高熱が出る,呼吸が苦しいなど具合が悪ければ早めに医療機関を受診しましょう。

また,小児,未成年者では,インフルエンザの罹患により,急に走り出す,部屋から飛び出そうとする,うろうろと歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあります。
自宅で療養する場合,インフルエンザと診断され治療が開始された後,少なくとも2日間は,小児・未成年者が一人にならないなどの配慮が必要です。

インフルエンザにかかったら,どのくらいの期間外出を控えればよいのか?

一般的に,インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。
そのためにウイルスを排出している間は,外出を控える必要があります。

排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが,解熱後もウイルスを排出するといわれています。
排出期間の長さには個人差がありますが,咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には,不織布製マスクを着用する等,周りの方へうつさないよう配慮しましょう。

参考までに,現在,学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し,かつ,解熱した後2日(幼児にあっては,3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし,病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは,この限りではありません)。

その他の感染症

鹿児島県が実施している感染症発生動向調査結果(令和5年5月8日以降の新型コロナウイルス感染症含む)については,以下の「鹿児島県ホームページ(感染症発生動向調査結果(週別データ))」をご参照ください。

感染対策リーフレット

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この記事に関するお問い合わせ先

【福祉健康課 健康推進係】
電話番号:0993-58-7221
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