保育所等の適正利用について

更新日:2025年07月08日

公開日:2024年10月08日

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2・3号認定の保護者のみなさまへ

保育所・認定こども園などを利用中の保護者の皆様,また,これから利用の申込をされる保護者の皆様は,以下の内容を御一読いただき,保育所等の適正利用に御協力ください。

保育所等の基本と適正利用

保育所等は,お仕事などの理由で保育が難しいお子さまを,保護者に代わって保育する施設ですので,次の2つが利用の基本です。

  • お休みの日などは,原則として利用できない
  • 実際に利用できる時間は保育が必要な時間のみ

例えば,「就労」を理由とするときは,勤務時間と通勤時間内での利用が原則です。
これらの原則を守って保育所等を利用することを,「保育所等の適正利用」といいます。

保育所等の利用と保育料の関係

上述のとおり,「保護者がお子さまを保育することが困難である理由」があってはじめて保育所等を利用できます。

一方で,保育料は,保育の事由があるときだけ,児童を預かるというサービスに対して,保護者の所得など負担能力に応じてお支払いただくものです。

つまり,順序としては,「保育の必要性」が先で,「保育料の負担」があるから保育所等を自由に利用できるということではありません。
あくまで別々の考え方からきています。

なぜ適正利用が必要なのか

保護者の皆様に,適正利用に少しずつご協力いただくことで,下に示すような,保育士の方々が業務改善を行う時間を確保できます。

結果として,保育の質的向上や,お子様のより安全・安心な保育につながっていくことが期待されます。

保育士のお仕事について

保育士は,児童が意欲的に生活や遊びに取り組めるよう,ひとりひとりに合わせて保育計画を作成し,日々実践と振り返りを行っており,お子様の成長段階をふまえた工夫をしています。

その他,遊具や施設の維持管理,おもちゃの補修,清掃・消毒作業,花壇の手入れなど,児童が快適に過ごせるよう,環境整備をしています。
また,週末(主に土曜日など)には,保育に関する研修に参加するなど,質の高い保育を行うため,スキルを磨くこともお仕事のうちです。

保育士の不足について

保育所等には,配置基準というものがあり,これに合わせて保育士を配置しています。
しかし,保育時間は最長で11時間に達することや,延長保育の実施で長時間勤務になることもあり,保育士の配置や確保は困難な状況です。

適正利用について,皆様から少しずつご協力をいただくことで,職員の配置状況の改善などによって,保育内容がより充実していくものと考えられます。

あらためて保護者の皆様へのお願い

繰り返しとなりますが,保育所等は,仕事などの理由で,ご家庭での保育が難しい児童を,保護者に代わって保育する施設です。

お子様と一緒に過ごす時間を大切にしましょう

ご家庭で保育ができる日は,お子様と一緒に過ごす時間を大切にしましょう。
ご家族での会話やスキンシップにより,基本的なコミュニケーション能力や生活習慣が身につき,お子様の心や情緒の安定につながります。

緊急時は施設に相談してください

ただし,各家庭において,様々な事情があることは承知しております。
例えば,保護者の急な体調不良等で,お仕事がお休みであっても,お子様を預けなければならない場合に,保育所等を利用することを妨げるものではありません。
やむを得ない状況が生じたときは,ご利用の施設へお尋ねください。

可能な限りの御協力をお願いいたします

保護者の皆様に,適正利用に少しずつご協力いただくことで,保育内容や行事の計画・実施・振り返り,施設の点検など,保育の質的向上や,充実した保育環境の整備を図るための時間が増えることが期待されます。
このことは,お子様のより安全・安心な保育につながっていくものと考えています。

あらためて,可能な限りのご協力をよろしくお願いいたします。

保育所等の適正利用について

以下の「保育所等の適正利用についてのリーフレット」をご覧ください。

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