田んぼでジャンボタニシを見つけた時の駆除方法について
このページでは、具体的な駆除・防除方法をご紹介しています。
詳しい対策については、以下のPDF「ジャンボタニシの防除対策」もあわせてご確認ください。
ジャンボタニシの生態と被害
- 特徴:赤褐色で大型の巻貝(卵は鮮やかなピンク色で、水辺の植物や畦畔などに産み付けられます。)
- 繁殖力:繁殖力が非常に高く、水温が高い時期には短期間で増殖する
- 食害:田植え後、3週間程度の小さな苗を好んで食害するため、生育初期の被害が大きい
駆除作業について
作業時の注意
- ジャンボタニシには寄生虫がいる可能性があり、卵には人体に有害な成分が含まれているため、素手で触れず、必ずゴム手袋などを着用して駆除してください。
- 発生したほ場で使用した農機具や長靴は必ず洗浄し、生息する水域の水や土砂を他の地域へ持ち出さないよう注意してください。
卵を見つけた場合
卵は薬剤が効きにくいため、次の方法で駆除してください。
鮮やかなピンク色の卵
産み付けられて間もない卵です。
水中に落とすことで、ふ化を防ぐことができます。
白っぽくなった卵
産卵から1週間程度が経過した卵です。
水中に落としてもふ化する可能性があるため、潰して駆除してください。
発生量が多い場合
発生量が多く捕獲が難しい場合は、ペットボトルや苗箱などを活用したトラップの使用も効果的です。
時期ごとの防除方法について
春もしくは夏
移植苗の食害を防止するため、以下の防除対策を実施することが重要です。
田植え前
石灰窒素の散布(発生量が多い場合に実施)
- 田に水を入れ、3~4日間湛水する。
- 石灰窒素を散布する。
- そのまま3~4日間湛水状態を保ち、その後、代かきを行う。
- 稲への薬害を避けるため、石灰窒素を散布してから7日以上空けて田植えをする。
水口網の設置(水路に発生している場合に実施)
取水口や排水口に、9ミリメートル程度の目合いのネットや金網を設置してください。
網にごみが詰まると水の流れが悪くなるため、定期的に確認し、清掃してください。
田植え時
薬剤散布(発生している場合に必ず実施)
ジャンボタニシに効果のある薬剤を、ほ場全体に散布してください。
水深が深い場所にはジャンボタニシが集まりやすいため、重点的に散布すると効果的です。
使用できる薬剤の例は、次のとおりです。
- メタアルデヒド粒剤
- 燐酸第二鉄粒剤
- チオシクラム粒剤
薬剤を使用するときは、必ず容器や包装に記載された使用方法、使用量、使用時期などを守ってください。
田植え後3週間
浅水管理(発生している場合に必ず実施)
ジャンボタニシは、水深が深くなるほど活動が活発になります。
田植え後3週間程度は、水深を4センチメートル以下、できれば1センチメートル以下に保ってください。
田面に深い部分やくぼみがあると、ジャンボタニシが集まりやすくなるため、できるだけ田面を均平にすることも重要です。
秋もしくは冬
越冬個体数を減らすために、以下の防除対策を実施することが重要です。
収穫後
石灰窒素の散布(発生量が多い場合に実施)
- 収穫後に田へ水を入れ、3~4日間湛水した後、石灰窒素を散布する。
- 散布後の田面水は水路へ流さず、自然に水が引くのを待つ。
- 石灰窒素には窒素成分が多く含まれているため、翌年の施肥量を減らすなどの調整をする。
耕運(発生している場合に必ず実施)
寒い時期(1月~2月)に田を耕し、土の中で越冬しているジャンボタニシを駆除します。
トラクターの速度を遅く、ロータリーの回転を速くし、土壌を細かく砕くように耕うんしてください。
未発生のほ場への拡散を防ぐため、作業後はトラクターなどに付着した泥を十分に洗い流してください。
この記事に関するお問い合わせ先
【農業振興課 農政係】
電話番号:0993-36-1111
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更新日:2026年08月10日
公開日:2025年06月13日