大根やぐら




大根やぐらは,南九州市に冬の到来を告げる風物詩。
農家の人たちがトラックに積んだ大根を,手作業で1本1本やぐらにかけて寒風にさらします。
やぐらの中で,大きいものは高さ7m,長さは30mから100mに及ぶものも。
12月から1月にかけて太陽の光と海からの風をたっぷり浴びた大根は,水分が抜けて旨味が詰まった美味しい漬物になります。
寒干し大根

大根が冬空にさらされるのは2週間ほど。
その間に酵素の働きによって辛みが抜け,甘みが出てくる,と言われています。
漬物になる頃には,すっかり水分が抜けて小さくなり,体積は10分の1ほどになりますが,そのぶん旨味がギュッと凝縮されています。
水分を抜くことが肝要なので,雨は天敵です。
旨味ある知覧茶にぴったりの寒干し大根。
お茶請けにどうぞ。
地域
大根やぐらについては,以下の地域で見ることができます。
やぐらの撮影の際は,敷地に無断に立ち入ったり,作業中の農家の方の邪魔になったりしないように,マナーとモラルを守って行ってください。
- 南九州市知覧町塩屋付近(大隣自治会・農免道路沿い)
- 南九州市頴娃町上別府付近(ゆとり館近く・県道27号線沿い)
地図
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更新日:2025年01月27日
公開日:2023年12月01日