令和7年9月号

更新日:2025年12月05日

公開日:2025年12月05日

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こんにちは市長の塗木です。

8月31日に『農林水産業の「稼ぐ力」について』というテーマで「知事とのふれあい対話」が指宿市と南九州市の市民代表の方々が参加して開催されましたので,その様子を紹介いたします。

今回は南九州市で農業を営んでいる田原良二さん(茶),中渡瀬拓也さん(野菜),五反田一真さん(畜産),新屋能人さん(米),福留健晴さん(たばこ)の5人と指宿市から5人の10人の方々が,知事とそれぞれの分野における現状や課題などについての対話が行われました。

本市の5人の方々が,農業機械の更新や土壌作り,農業におけるICT技術の活用,高騰する資材価格対策,外国人技能実習生の住宅活用,配合飼料の価格安定制度など,それぞれの農業分野が抱えている課題について知事に直接現状を訴えました。

農業を基幹産業とする本市にとりましても,これらの課題については,常に把握し,状況に即した対応が求められるところですが,市単独での対応が難しい場合が多く,南薩地域の農家が抱える実情を知事に知ってもらう良い機会になったのではないかと思いました。

また,ふれあい対話に先駆けて「大野岳麓の茶や,」と「農事組合法人菊永茶生産組合」の現地視察が行われ,空き家を活用した農村体験プログラムの実施状況や大型機械化・共同組織化による輸出茶生産に向けた取組みなどについて視察されました。

農畜産物の市場価格の低迷や資材価格の高騰,担い手不足,生産基盤の老朽化など農畜産業を取り巻く環境は予断を許さない状況ですが,生産性の向上や消費の拡大のためにアイデアを出し,「南の食料供給基地」としての責務を果たすべく頑張っていただきたいと改めて思いました。

市としても,県と連携を図りながら,できる限りの支援をしていきたいと思います。

これから食欲の秋になります。
地域の振興のためにも,地元産の農産物の消費をお願いいたします。

知事とのふれあい対話

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