令和7年11月号
こんにちは市長の塗木です。
南九州市は農業が盛んなまちですが,生産額の多い農産物は何?と聞かれれば,「お茶」や「さつまいも」,「米」などを思い浮かべる方が多いかと思います。
実は,牛・豚・鶏などの畜産業が,本市の農業算出額の実に半分以上を占めていることを皆さんご存じでしょうか。
乳牛については,県内で鹿屋市に次いで2番目の生産量を誇っており,市内では14軒の農家などで生乳が生産され,牛乳として皆さまの食卓に届けられております。
そのような中,乳牛のオリンピックともいわれる,『全日本ホルスタイン共進会北海道大会』が10月25日・26日に北海道安平町で開催され,本市の株式会社Milkish Farm(代表 尾曲敏和さん)から2頭の乳牛が鹿児島県代表として出場いたしました。
今回の大会は,新型コロナの影響により10年ぶりの開催で,全国から386頭の乳牛が出品され,酪農の本場である北海道勢が上位を占める中,ミルキッシュ ドック ミスティカル号が県勢としては,出場最高位となる第3位(未経産牛20月未満の部)という優秀な成績を収められました。
後日,尾曲さんの農場に大会出場の慰労のため訪問させていただいたところ親子4代ご家族全員でお迎えしていただきました。
大会には,敏和さんの長男の尾曲叶歩(とあ)さんがリードマンとして出場し,「3日間かけて会場まで移動し,牛にも人間にも疲れがありましたが,県の出場者間で協力し合い大会に臨むことができました。これを弾みに今後も良い牛乳を生産するため頑張ります」とのコメントをいただきました。
全国大会で,優等賞3席という上位の成績を収めたことは,市内の他の酪農家や関係者の励みにもなっているのではないかと思い,大変頼もしく感じました。
また,尾曲さんをはじめ,市内の酪農家では,自家製の生乳を使った6次産業化の取り組みとしてソフトクリームやチーズの製造・販売にも取り組んでいるようです。
市民の皆さまも,是非新しい特産品をご賞味いただき,市の産業の振興にご協力をお願いいたします。

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更新日:2025年12月05日
公開日:2025年12月05日