令和7年8月号
こんにちは市長の塗木です。
今年は、終戦から80年という節目の年です。本市では、知覧特攻平和会館において企画展など催しを行っており、また8月15日には36回目となるスピーチコンテストを開催するなど、平和の大切さを発信しています。
このような中、昭和52年から活動を行っている市民劇団「劇団いぶき」の公演が開催されましたので、鑑賞してまいりました。
今回の公演は、戦争の事実を語り継ぐ舞台公演ということで「見上げる空の彼方に~穴澤利夫大尉と智恵子さんの物語~」という演目で、8月9日と 10 日の2回公演され、2日間で1100人を超える市民の皆さまが鑑賞されたということです。
今回の公演は、穴澤大尉の遺品として知覧特攻平和会館に展示されている手紙の内容を基に作成されており、戦争という惨禍により、市民の普通の生活にも大きな影響を与えたことが劇中で表現され、改めて平和の大切さを再認識させられました。出演者の思いも観客の心にしっかりと届いたのではないかと思います。
また、今回の公演に際しては、鹿児島高校の演劇部や他の劇団の俳優や演出家の方々に加え、南九州市の川辺フィルハーモニー管弦楽団も生演奏で共演され公演を盛りあげていました。地元の劇団、楽団による高いレベルの演劇や演奏を、満員の観客が鑑賞する姿を目の当たりにし、少々誇り高い気分にもなりました。
今回は2時間を超える長編であったことから、劇団いぶき、川辺フィルハーモニー管弦楽団など公演に参画された方々は練習や準備など大変なご苦労をされたと思います。これからも市民の皆さまが文化に触れ合う機会を創造していただくために、劇団いぶきや川辺フィルハーモニー管弦楽団そして若い劇団員の皆さまの今後ますますのご活躍を期待しております。

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更新日:2025年08月25日
公開日:2025年08月25日