水質検査結果について(PFOS及びPFOA)
令和6年12月に南九州市内3箇所のPFOS及びPFOAの水質検査を実施しました。
検査実施箇所は清水配水池系(川辺),中央地区(頴娃),中部配水池系(知覧)で,他の配水池系については令和7年度に実施する予定です。
検査結果は,3箇所共に暫定目標値未満であることを確認しています。
項目 | ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS) 及び ペルフルオロオクタン酸(PFOA) |
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暫定目標値 (環境省) |
0.00005ミリグラム/リットル以下 (PFOSとPFOAの合算値で50ナノグラム/リットル以下) |
検査結果 | 3箇所とも「0.000005ミリグラム/リットル未満」 ※暫定目標値の10分の1未満 |
詳細については,以下の「検査成績書」をご確認ください。
検査成績書(川辺地域・清水配水池系) (PDFファイル: 145.8KB)
検査成績書(頴娃地域・中央地区) (PDFファイル: 147.9KB)
検査成績書(知覧地域・中部配水池系) (PDFファイル: 145.9KB)
有機フッ素化合物(PFAS)について
有機フッ素化合物とは,炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物の総称であり,代表的なものとして,ぺルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とぺルフルオロオクタン酸(PFOA)があります。
これらの化合物はコーティング剤や泡消火薬剤など,幅広い用途において用いられていました。
しかし,環境中で分解されにくく,蓄積性が高い物質であることから,現在では国内における製造・輸入等が原則禁止されています。
PFOS及びPFOAの基準
令和2年4月1日に,厚生労働省が「PFOS及びPFOA」を水質管理目標設定項目に位置付け,暫定目標値を「PFOS及びの合算値で50ナノグラム/リットル以下」と定めています。
※暫定目標値は体重50キログラムの人が一生涯にわたり,毎日2リットルの水を飲用したとしても,この濃度以下であれば,人の健康に悪影響が生じない値として国が設定したものです。(1ナノグラムは1グラムの10億分の1の値)
健康への影響
人の健康への影響は,コレステロール値の上昇や発がん性などが報告されていますが,国際的にも科学的な知見が不十分であり,国においても引き続き毒性評価の情報収集,検出状況の把握を進めることとしています。
この記事に関するお問い合わせ先
【水道課 工務係】
電話番号:0993-83-2511
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更新日:2025年01月09日
公開日:2025年01月09日