水質検査結果について(PFOS及びPFOA)

更新日:2025年01月09日

公開日:2025年01月09日

ページID: 8533

令和6年12月に南九州市内3箇所のPFOS及びPFOAの水質検査を実施しました。

検査実施箇所は清水配水池系(川辺),中央地区(頴娃),中部配水池系(知覧)で,他の配水池系については令和7年度に実施する予定です。

検査結果は,3箇所共に暫定目標値未満であることを確認しています。

水質検査について
項目 ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)
及び
ペルフルオロオクタン酸(PFOA)
暫定目標値
(環境省)
0.00005ミリグラム/リットル以下
(PFOSとPFOAの合算値で50ナノグラム/リットル以下)
検査結果 3箇所とも「0.000005ミリグラム/リットル未満」
※暫定目標値の10分の1未満

詳細については,以下の「検査成績書」をご確認ください。

有機フッ素化合物(PFAS)について

 有機フッ素化合物とは,炭素とフッ素の結合を持つ有機化合物の総称であり,代表的なものとして,ぺルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)とぺルフルオロオクタン酸(PFOA)があります。

これらの化合物はコーティング剤や泡消火薬剤など,幅広い用途において用いられていました。
しかし,環境中で分解されにくく,蓄積性が高い物質であることから,現在では国内における製造・輸入等が原則禁止されています。

PFOS及びPFOAの基準

令和2年4月1日に,厚生労働省が「PFOS及びPFOA」を水質管理目標設定項目に位置付け,暫定目標値を「PFOS及びの合算値で50ナノグラム/リットル以下」と定めています。

※暫定目標値は体重50キログラムの人が一生涯にわたり,毎日2リットルの水を飲用したとしても,この濃度以下であれば,人の健康に悪影響が生じない値として国が設定したものです。(1ナノグラムは1グラムの10億分の1の値)

健康への影響

 人の健康への影響は,コレステロール値の上昇や発がん性などが報告されていますが,国際的にも科学的な知見が不十分であり,国においても引き続き毒性評価の情報収集,検出状況の把握を進めることとしています。

この記事に関するお問い合わせ先

【水道課 工務係】
電話番号:0993-83-2511
メールでのお問い合わせはこちら