【市指定有形】竃蓋大明神社棟札

更新日:2023年12月01日

公開日:2023年09月28日

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手すりのついたスロープの奥にある赤い柵に囲われた鳥居と本殿の写真

竃蓋神社は,現在の「射楯兵主(いたてつわもののかみ)神社」で,別府大川にあり素戔鳴命(すさのおのみこと)が祭られています。

この棟札は,江戸時代にここの神社の宮司であった藤下家に伝わるもので,社殿が享保元年(1716年)に焼けて次の年,これを造り替えたといういきさつが記されています。

竃蓋神社は,天智天皇と大宮姫が御領の安藤実重中将を訪ねたおり,その接待のため何十石という米を蒸しているとき突風が吹き,その釜蓋が吹き飛ばされ,大川浦に落ちました。土地の人々がこの釜蓋を拾い,神として祭ったのが起こりであるという伝説があります。

(注意)竃蓋大明神社の本殿は,別府大川の海岸沿いにあります。棟札は現在,歴史民俗資料館に保存展示されています。

全体的にこげ茶色で、年輪の部分が黒ずんでいる棟札の写真
竃蓋神社の位置を赤枠で示した略地図

地図

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