赤崎トンネル(御領東新田の用水路)

更新日:2025年05月26日

公開日:2025年05月26日

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赤崎トンネル

頴娃地域は水稲耕作に不向きな土地柄でしたが,江戸時代から各地で用水路の開削や溜池の造成などが行われて水田を広げていきました。

御領東新田の用水路は,馬渡川の水を鶴田集落の東端に堰を設けて,佃集落を過ぎて赤崎集落で約110mのトンネルを通り,木之元集落を経て東新田へと水を引いています。
元禄2(1689)年から5年を費やし,工事請負者は自刃し,落盤などで犠牲者もあったといわれています。

トンネル内部には,約20mの堀り違いが残っており,土木技術が稚拙な時代で難工事だったことがわかります。

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