知覧茶ができるまで

更新日:2025年01月31日

公開日:2025年01月31日

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製造工程

お茶は,野菜や果物と違って収穫して終わりではありません。
茶園で栽培し,適期に摘採した生葉を加工することによって製品になります。

茶葉は,摘採した時点から酸化酵素の働きによって,発酵が始まります。
日本茶の場合,新鮮な状態で熱処理(蒸す・炒る)をすることによって酸化酵素の活性を止めてます。

茶葉を摘採してからあらゆる工程を経て,私たちのもとに届きます。

詳細
  工程内容 説明
1 荒茶製造工程 茶畑 毎年,4月上旬からお茶の摘採がはじまります。
茶の葉は,摘採機で摘み取られ荒茶工場へ運ばれます。
2 葉管理装置 摘採された茶葉の鮮度を保ちながら一時的に貯めておきます。
3 給葉機 集められた茶葉を自動的に蒸機へおくります。
4 蒸機 茶葉を蒸気で蒸します。
5 冷却機 蒸された茶葉の表面の水分を取り除きながら冷やします。
6 粗揉機 強い力で揉みながら熱風で乾かします。
7 揉捻機 茶葉に力を加えて,水分の均一をはかりながら揉みます。
8 中捻機 茶葉を再び揉みながら熱風で乾かします。
9 精揉機 茶葉に熱と力を加え形を整えながら乾かします。
10 乾燥機 揉み上げた茶葉を十分に乾かします。
11 荒茶合組機 乾燥された茶葉を均一にまで合わせます。
ここまでの工程を経て荒茶となります。
12 仕上茶製造工程 総合仕上機 荒茶は,形が大小さまざまな状態で混じり合っています。
「ふるい分け」,「切断」して,形を整えてきれいにします。
13 仕上茶乾燥機(火入機) 茶をさらによく乾燥させると同時に,お茶独特の香りや味を引き出します。
14 選別機 木茎や細い茎を取り除きます。
15 合組機 製品の配合,品質の均一化をはかります。
16 包装 合組機から取り出されたお茶は,計量された茶箱や袋に詰められます。
17 輸送 産地の問屋などから全国各地のお店にトラックや鉄道便で輸送されます。
18 茶店 お茶は,袋や缶に詰められて販売されます。

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