静岡茶
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気候が温暖な静岡県は,東西にわたる広い地域に茶の生産地があり,総括して静岡茶と呼ばれています。
歴史
この地域での茶の栽培は,1240年頃にはじまったとされていますが,生産量が拡大したのは明治時代のことです。
江戸から移住した徳川家の藩士たちが牧之原台地を開墾し,大規模な茶園を形成しました。
静岡のお茶は,生糸と並ぶ輸入品として重宝されました。
特徴
静岡茶の大きな特徴は,産地ごとのブランドが確立していることです。
静岡県は地域によって標高差があり,気温が安定している沿岸地域,寒暖差の大きい内陸の大地や山間部,冬は積雪もある伊豆の天城山や富士山麓など,茶の栽培環境もバラエティ豊かです。
製法
お茶の製法は,山間部では普通蒸し煎茶が,平地や大地にある産地では深蒸し煎茶が主流です。
新茶の収穫時期は地域によって前後しますが,5月上旬が中心となっています。
更新日:2024年12月02日
公開日:2024年11月21日