豚熱感染拡大防止にご協力ください~死亡した野生イノシシを発見したら連絡を~
令和7年11月19日(水曜日),鹿児島県霧島市で県内初となる野生イノシシの豚熱感染が確認されました。
これにより,周辺地域でのウイルス拡散リスクが高まっています。
現在,霧島市と曽於市では,養豚場への感染拡大を防ぐため,豚熱経口ワクチンの緊急散布が行われています。
県内の養豚場ではワクチン接種を実施していますが,それだけでは感染を防ぐことは困難です。
県や市では,野生イノシシの捕獲強化や検査を進めており,養豚場には飼養衛生管理基準の徹底が求められています。
地域全体で協力し,特に狩猟者やアウトドアレジャーを楽しまれる皆さまには,野生イノシシとの接触や豚熱ウイルスの持ち込み,持ち出しを防ぐため,適切な衛生対策と行動へのご協力をお願いします。
豚熱とは
- 豚熱(CSF)ウイルスにより起こる豚・イノシシの熱性伝染病で,強い伝染力と高い致死率が特徴です。
- 感染豚は唾液,涙,糞尿中にウイルスを排泄し,感染豚や汚染物品等との接触等により感染が拡大します。
- 豚熱は感染力が高いため,養豚農場で感染が確認された場合,治療法がないことから,他の養豚農場への拡散を防ぐため,発生農場の豚を処分することが家畜伝染病予防法で規定されています。
- 世界各国に分布しているが,北米,オーストラリア,スウェーデン等では清浄化を達成しています。
- なお,ASF(アフリカ豚熱)とは,全く別の病気です。
詳細は,以下の「鹿児島県ホームページ(豚熱(CSF)に関する情報)」,「農林水産省ホームページ(豚熱(CSF)に関する情報)」をご覧ください。
消費者の皆さまへ
- 豚熱は, 豚やイノシシの病気であって,人に感染することはありません。
- 仮に豚熱にかかった豚の肉や内臓を食べても,人体に影響はありません。
- 感染豚の肉が,市場に出回ることはありません。
死亡した野生イノシシを見つけた場合の対応
県内で豚熱の発生が確認されています。
もし,市内で死亡した野生イノシシ(次の1~3を除く)を発見した際には,以下の窓口まで連絡をお願いします。
これにより,豚熱の感染拡大を防ぎ,地域全体での防疫措置が講じられます。
- 狩猟や有害鳥獣の捕獲などで死亡したイノシシ
- 交通事故など死亡原因が明らかであるイノシシ
- 死亡したイノシシが腐敗しているなど,適切な検査材料が採取できないもの
窓口
南九州市農業振興課生産流通係
〒891-0702
南九州市頴娃町牧之内2830番地
電話:0993-36-1111
山林や野外で活動される皆様へのお願い
登山・キャンプ・サイクリングなどのアウトドアレジャーを楽しむ皆さまや,山林等でお仕事をされる皆さまにつきましても,以下の注意事項を遵守していただきますよう,ご理解とご協力をお願いいたします。

山林や野外で活動される皆様へ (PDFファイル: 536.5KB)
狩猟される皆様へのお願い
狩猟を楽しむ皆さまにつきましても,以下の注意事項を遵守していただきますよう,ご理解とご協力をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先
【農業振興課 生産流通指導係】
電話番号:0993-36-1111
メールでのお問い合わせはこちら





更新日:2025年11月26日
公開日:2025年09月25日