サツマイモ基腐病等への対策について
3月に入り,令和8年度産さつまいもの栽培が本格化します。
サツマイモ基腐病やその他腐敗病による被害を抑えるために「健全な苗の確保」,「農薬による体系防除」,「排水対策」,「虫害対策」の実践を徹底し,収穫量の増加を目指しましょう。
今するべきこと
健全な苗の確保【持ち込まない対策】
サツマイモ基腐病やサツマイモ茎根腐細菌病,つる割れ病などを苗床から本ぽに持ち込まないために以下の取組を実践しましょう。
- 異常が見られる株は,周辺の株も含めていもごと抜き取る。
- 採苗後は速やかにベンレート水和剤(500倍~1000倍),またはベンレートY水和剤20(200倍)に30分間苗全体を浸漬し,消毒する。

農薬による体系防除【増やさない対策】
畝立て前から生育後半にかけて農薬を使用した体系防除を実践することにより,サツマイモ基腐病の被害を抑えることができます。
薬剤散布の回数や使用薬剤は,さつまいもの用途や病気の発生程度を考慮しながら実践しましょう。

排水対策【増やさない対策】
サツマイモ基腐病などの被害が多かったほ場や滞水があったほ場は,優先的に以下の取組を行いましょう。
また,枕畝を設置する場合は,下の写真のように畝の部分除去を行い,排水路を確保しましょう。
- 反転耕(プラウ)や混層耕(サブソイラ,プラソイラ等)による縦方向への排水
- レーザーレベラー等によるほ場内側のへこみや傾斜の矯正
- 額縁明渠や枕畝(部分)除去による排水路の確保
枕畝の部分除去の様子
虫害対策
コガネムシやハリガネムシ,センチュウ類による傷口から菌が侵入し,感染することによってサツマイモ基腐病以外の腐敗症状が発生しています。
畝立て・植付け作業前に土壌中の害虫を防除し,食害を防ぎましょう。

3つの対策を総合的に実施しましょう!
平成30年に確認されたサツマイモ基腐病は,本市の基幹作物であるさつまいもの生産に甚大な影響を及ぼしています。
サツマイモ基腐病の発生の軽減及びまん延防止の対策として,「持ち込まない対策」,「増やさない対策」,「残さない対策」の3つの対策を総合的に実施しましょう。
持ち込まない対策
- 種いも専用ほ場の設置
- 定期的な種苗の更新
- 履歴の確かな種苗の確保
- 種いもの選別・消毒
- 苗床と土壌消毒
- 苗床での異常株の抜き取り・薬剤散布
- 定植前の適切な消毒
- 苗床の残渣処理
- 長靴・農機具のこまめな洗浄
増やさない対策
- 計画的な輪作
- 品目変更・休耕・交換耕作
- 病気に強い品種の活用
- 早植え・早掘り(作型の変更)
- 排水対策
- 定期巡回による初期発生株の抜き取り
- 薬剤散布
- 株基部の発病を目安とした収穫の前倒し
残さない対策
- 収穫後残渣の持ち出し
- 収穫後すぐの耕耘などによる残渣分解促進
- 天地返し
- 本圃の適切な土壌消毒
この記事に関するお問い合わせ先
【農業振興課 生産流通指導係】
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更新日:2026年03月11日
公開日:2025年04月04日