家屋が古くなったのに評価額が下がらないのはなぜですか。
質問
家屋が古くなったのに評価額が下がらないのはなぜか。
回答
家屋の評価額は,3年に1度の評価替えの時点において,再建築価格に,家屋の建築後の年数の経過によって通常生じる損耗の状況による減価等をあらわした経年減点補正率を乗じて求められます。
新築以外の家屋の評価(在来分家屋の評価)
評価額=評価替えを行う年度の前年度における再建築価格×再建築費評点補正率×経年減点補正率×評点1点当たりの価額
家屋の評価額が下がらない場合,以下の理由が考えられます。
- 経年減点補正率が下限に達している
経年減点補正率は,構造および用途等の区分に応じてそれぞれ異なりますが,どの家屋も下限は0.2と定められております(木造専用住宅はおおむね25年で下限に達します)。
したがって,経年減点補正率が下限の0.2に達している場合は,この補正によって評価額が下がることはありません。 - 評価額の据置措置が適用されている
過去の評価替えでは,再建築費評点補正率の上昇により,経年減点補正率を適用しても,結果として評価額が上昇する場合がありました。
ただし,その評価額が前年度の評価額を超える場合は,これを据え置く措置がとられております。評価替えの年が到来しても評価額が下がらない物件があるのは,こうした算出過程を経ているためです。
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更新日:2023年12月01日
公開日:2023年09月25日