【市指定無形民俗】十五夜横引き
薄暗い中で大勢の人が綱の周囲に集まり横向きに綱を引いている様子を上から撮影した写真の拡大画像 (JPEG: 184.7KB)
「横引き」とは,綱を縦ではなく横に引くもので,知覧町南部の門之浦集落のみで見られた十五夜行事でした。残念ながら,現在では途絶えています。
河口の砂浜で行われ,綱を波打ち際と並行して置きます。海側に成人男性,陸側に女性・子ども・高齢者などが陣取ります。陸側にのみ等間隔に小綱がついていて,それを引き合うことにより綱がくねくねと動きます。勝敗を決するのではなく,大蛇(竜)がのた打ち回るような状態にすることが重要です。大綱は,大蛇(竜)を表すため,頭の部分と尻尾の部分を明確に作り分けています。
その後,綱で土俵を作り,相撲をとります。
この記事に関するお問い合わせ先
【文化財課 文化財係】
電話番号:0993-83-4433
メールでのお問い合わせはこちら
更新日:2023年12月01日
公開日:2023年09月26日