南九州市を知りたい!

更新日:2025年04月09日

公開日:2023年12月01日

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気候・自然環境について

茶畑と開聞岳

南九州市は,四季を通して温暖で豊かな自然に恵まれています。

この恵まれた環境で栽培される「お茶」や「さつまいも」は,全国の市町村の中で生産量日本一を誇ります。

特に,「知覧茶」ブランドで出荷される「お茶」は,農林水産大臣賞や産地賞を数多く受賞するなど品質の高さについても折り紙つきで,市内の至る所で栽培されています。

知覧茶の詳細は,以下の「知覧茶ブランドサイト」をご覧ください。

自然災害の可能性

地震が少ない

近年,全国的に大地震が発生しています。

鹿児島県では,平成29年7月に震度5強の地震が発生しておりますが,これまでの統計を見ると鹿児島県で発生した地震の回数は少ないようです。

昭和元年~平成28年度 気象庁震度観測結果(回数)の詳細

震度

1

2

3

4

5

6

7

不明

合計

東京都

18,803

6,653

1,946

470

64

7

0

15

27,958

鹿児島県

4,342

1,566

480

113

19

1

0

 

6,521

鹿児島市

455

181

74

15

1

0

0

 

726

南九州市

270

127

64

4

0

0

0

 

465

資料:気象庁ホームページ(南九州市の数値は,枕崎市特別気象観測所データを活用)

桜島の降灰の影響が少ない

鹿児島県は,世界有数の活火山である桜島が象徴的に存在し,毎日のように小規模な噴火を繰り返しています。
時には,火口から数千メートル以上の噴煙も上がることもあり,農作物等の生育に影響を及ぼすこともありますが,鹿児島の人にとっては日常の光景の一部です。

南九州市は,桜島のある場所から山を挟んだ場所に位置しており,降灰の影響に見舞われることはほとんどありません。

年別 桜島の降灰量(グラム/立方メートル)の詳細
平成30年 令和元年 令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年
降灰量 128,569 38,856 69,747 21,171 21,233 31,073 16,168

うち南九州市の
降灰量

19 13 12 13 9 11 12

資料:鹿児島県ホームページ「桜島降灰量観測結果」 
※令和7年1月末現在

交通機関の状況について

南九州市には,100円で利用できる「ひまわりバス(市内循環バス)」が運行されていますが,鉄道やバスなどの交通機関が十分に整っていないため,生活する上で自家用車を欠かすことができません。

しかしながら,自家用車さえ所有していれば,鹿児島県の交通の結節点である鹿児島空港や鹿児島中央駅まで約1時間で移動することができますので,不自由さを感じることは少ないです。

ひまわりバスの詳細は,以下の「ひまわりバス(南九州市コミュニティバス)」をご覧ください。

アクセス情報

通信環境について

南九州市内全域で,通信事業者による光ブロードバンドサービスが提供されております。

地域の慣習について

南九州市には,約230の自治会が存在しています。

また,自治会加入率は94%を超えるなど,鹿児島県内でも高い加入率となっています。

各自治会では,日ごろから,伝統行事や地域内の美化・清掃活動,防犯・防災活動など様々な地域活動を行っています。

近年では,高齢化率の進展により活動が維持できなくなる自治会も見受けられていますが,周辺の自治会が一つに合併して機能を回復させるなど新たな取組も行われています。

自治会費

南九州市では,毎月1,500円から2,000円を集金している自治会が多く見受けられます。

地域行事に参加することで,子どものいる家庭では,地域活動を通じて子どもの顔を覚えてもらい安心して子どもを外に送り出すこともできます。

また,万が一の自然災害などの事態が発生したときには,地域の助け合い活動が大きな支えにもなります。

ごみの収集

南九州市では,ごみの分別・収集回数は,各地域により異なりますが,各自治会が設置・運営する「ごみステーション(自治会員のみ使用可能)」を市の委託業者が収集・運搬しています。

※自治会に加入していない場合は,各地域の清掃センターまで持ち込む必要があります。

子育て環境について

つみき画像

南九州市では,次世代を担う子どもの健やかな成長を図るために,子育て世帯の負担軽減に努め,産み育てやすい環境づくりを目指しています。

出生祝金

お子さんの出産一人につき,お祝い金を支給しています。

  • 第1子及び第2子:1人につき5万円
  • 第3子以降:1人につき10万円

ウエルカムベビーチケット

令和7年4月1日(火曜日)以降に生まれた満1歳未満の乳児のいる家庭に対し,子どもの健やかな成長を願い,育児用品の購入に使用できるチケットを交付しています。

給食費助成

小中学生の給食費を全額助成しています。

子ども医療費助成

出生の日から18歳に達した日以後の最初の3月31日までの間にある者の保険診療に係る医療費自己負担分を助成しています。

ファミリーサポートセンター

「子育てのお手伝いをして欲しい方(市内在住の生後3カ月から高校生の子どもがいる方」と「子育てのお手伝いができる方(市内在住の20歳以上)」が会員となって子育てを助け合う有償ボランティア組織です。

詳細は,以下の「子育てのお手伝いをする南九州市ファミリー・サポート・センター」をご確認ください。

子育て人材バンク

「保育施設で働きたい方」と「雇用を検討している市内保育施設」とのマッチングを図るために設けられた制度です。

この制度により,潜在保育士等を発掘・確保することで,保育所等の待機児童解消を図っています。

詳細は,以下の「南九州市の保育所等で働きたい方は南九州市子育て人材バンクへご登録ください」をご確認ください。

教育環境について

南九州市の教育施設は,以下のとおりです。

南九州市教育施設の詳細
保育所 8箇所
認定こども園 11箇所
小学校 15校
中学校 3校
高等学校

3校

  • 頴娃高等学校
    (普通科,機械電気科)
  • 薩南工業高等学校
    (建築科,機械科,情報技術科,生活科学科)
  • 川辺高等学校
    (普通科)

詳細は,以下のリンクをご確認ください。

共働き世帯やひとり親家庭のために

放課後児童クラブ

保護者が就労などの理由で家を留守にする児童を,学校終了後等に,保育所などの施設で預かっています。

地域こども教室

地域の大人が,放課後や週末の子どもの学習活動をサポートしています。

買い物環境について

南九州市では,生鮮食品から雑貨など日用品のほとんどは,地域の商店街や大型スーパーで購入することができます。

しかしながら,都市部のように交通機関が充実していないため,自家用車は欠かすことができません。

生活費の安さ

「家計調査報告(総務省統計局)」の「二人以上の世帯が年間で支出した金額(平成28年~30年平均)」の調査項目によると,鹿児島で消費される生活費は全体的に少ない傾向にあるようです。

鹿児島は,海や山など豊かな自然環境に恵まれているため,この環境を生かして農業などを営む方も多く,新鮮かつ手頃な価格で食材等を購入できることが理由の一つに挙げられると考えられます。

食材等購入費の詳細・都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング
  鹿児島県 東京都区部 全国平均

穀類
(米,パンなど)

68,834円
(48位)

79,236円
(19位)

77,002円
魚介類

67,218円
(49位)

81,932円
(13位)

77,013円
肉類

91,856円
(25位)

95,492円
(15位)

90,428円
生鮮野菜

98,274円
(42位)

127,181円
(4位)

108,344円
外食

148,881円
(41位)

247,939円
(1位)

169,428円

また,生活固定費の一つである水道光熱費においても,都市ガスを除いた項目で全国平均より低い水準となっています。

水道光熱費の詳細・都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング
  鹿児島県 東京都区部 全国平均
電気代 113,755円
(45位)
120,137円
(36位)
124,703円
都市ガス 42,020円
(21位)
67,117円
(1位)
36,111円
プロパンガス 11,512円
(39位)
1,811円
(50位)
21,417円
灯油 5,627円
(39位)
2,178円
(51位)
14,364円
上下水道料 50,081円
(49位)
63,896円
(24位)
61,926円

娯楽費についても同様の傾向にありますが,交通費(バス代,タクシー代,ガソリン代)については全国平均を上回っています。
これは,自家用車が生活必需品である鹿児島の特徴を表しているものと考えられます。

娯楽費の詳細・都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング
  鹿児島県 東京都区部 全国平均
バス代 4,367円
(20位)
4,345円
(21位)
3,504円
タクシー代 6,765円
(11位)
11,168円
(1位)
4,734円
ガソリン代 68,845円
(20位)
17,741円
(52位)
59,342円
映画・演劇等入場料 5,068円
(36位)
11,692円
(1位)
6,462円

医療・福祉施設について

全国の人口10万人に対する病院病床数の平均値1229.8床と比較し,鹿児島県の病床数は2083.6床と大きく上回っており,その数は全国第2位となっています。(厚生労働省「平成28年医療施設調査」より)

南九州市には,24時間対応の救急病院のほか,数多くの病院・診療所,歯科診療所などがあります。

南九州市の医療機関

  • 病院:6箇所
  • 一般診療所:19箇所
  • 歯科診療所:19箇所

※病院と診療所の違い:20人以上の入院施設を持つ医療施設を「病院」,19人以下は「診療所」に分類されています。

詳細は,以下の「病院・医院」,「歯科医院」をご覧ください。

福祉・介護施設

南九州市では,高齢者に対する各種相談,健康の増進,レクリエーションなど,各地域の老人福祉センターを拠点に活動しています。

詳細は,以下の「福祉施設」をご覧ください。

雇用・就業環境について

南九州市は,「お茶」や「さつまいも」,「畜産」など含む第一次産業の構成比が全体の約15%と高いのが特徴です。
(参考:全国平均:約1%,県平均:約5%)

産業構造比

産業構造比

有効求人倍率

全国的に有効求人倍率が高い状況にある中,南九州市も例外ではなく,直近1年間の有効求人倍率は1倍を超えている状況が続いています。

近年の有効求人倍率の推移(南九州市)
ハローワーク 平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年 令和元年11月 令和元年12月 令和2年1月
指宿 0.74 0.81 0.99 1.28 1.32 1.32 1.35 1.23
加世田 0.72 0.83 1.01 1.07 1.12 1.03 1.07 1.01
鹿児島県 0.78 0.89 1.06 1.23 1.32 1.35 1.34 1.35
全国 1.11 1.23 1.39 1.54 1.69 1.57 1.57 1.49

※南九州市を所管するハローワークは,頴娃地域が指宿,知覧地域,川辺地域が,加世田になります。

※有効求人倍率とは,有効求職者に対する有効求人数の割合を指します。
倍率が1を上回れば人を探している企業が多く,下回れば仕事を探している人が多いことを示しています。

土地・住宅の情報について

南九州市では,広い土地を比較的安価(県内19市中5番目に安価)で所有することができます。

資料:鹿児島県ホームページ「平成29年地価調査結果」
  住宅地 商業地
鹿児島県平均 1平方メートルあたり27,00円 1平方メートルあたり76,700円
鹿児島市 1平方メートルあたり88,400円 1平方メートルあたり224,400円
南九州市 1平方メートルあたり7,800円 1平方メートルあたり21,500円

分譲団地のご紹介

ニューベッドタウン南野元

南九州市には,以下3つの分譲団地があります。

  • ニューベッドタウン南野元
  • 知覧みずほ団地
  • 上山田有木住宅団地

詳細は,以下のリンクをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

【企画課 移住定住促進係】
電話番号:0993-83-2511
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