【市指定史跡】盗人穴(ぬすっとあな)

更新日:2023年12月01日

公開日:2023年09月27日

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鬱蒼とした木々の奥に洞穴が見え、手前には案内板が立っている盗人穴の外観写真

(注意)平成28年9月の台風16号により参道が崩落しました。

う回路を開設しました。私有地を通行しますので迷惑にならないよう,また安全に注意してお越しください。(平成29年12月26日より)

かくれ念仏とは?

江戸時代,薩摩藩を治めていた島津氏は,一貫して仏教の中で「一向宗」を禁止しました。一向宗とは,現在でも鹿児島県で最も信者の多い「真宗・浄土真宗」のことです。信者たちは「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えることで自分の信仰心を表していました。信仰が禁止されているにも関わらず,信者たちが隠れて念仏を唱えていたことから「かくれ念仏」と呼ばれています。

ミュージアム知覧には,御本尊・四幅様・仏具類などの「かくれ念仏」資料が収蔵・展示されています。

盗人穴(ぬすっとあな)

知覧町中福良校区横井場集落には,信者たちが密かに信仰を続けたと言われる岩場を利用した岩穴があります。「この岩穴には盗人が潜んでいる」と言って,何も知らない子どもたちを近づけないようにしていたため,「盗人穴(ぬすっとあな)」と呼ばれました。小川のすぐそばにあるのは,念仏の声をかき消すためだと伝えられています。

大きな岩が点在する洞穴の中に、岩の上に乗せられた小さな観音像が見える盗人穴の内部の写真

添付書類

地図

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